フッカー

ハート・ロッカーのフッカーのレビュー・感想・評価

ハート・ロッカー(2008年製作の映画)
3.8
戦争は麻薬だ
そんな言葉が映し出されるOP、それはラストで染みてくる。

2004年イラク戦争中のバグダッド
「人を殺しかけた物を集めるのが好きなんだ。」

爆発物処理班、常に死と隣り合わせの戦場で自ら死に向かって近づいていかないといけない彼ら。
ジェームズ、サンボーン、エルドリッジ。

BGMをほとんど拝した爆弾解除シーンが緊張感を生み、深呼吸をしながら見てしまう。
これ凄い奇妙な話。

爆弾自体にとり憑かれたような男ジェームズは、解除の時もズカズカと歩いていく。
その後ろ姿は「よっ!度胸満点!」と讃えたくもなるが、戦場はチームで動くからなぁ。

同じチームのサンボーンやエルドリッジにとっては、リスクが増えるような危険が増すような行動ばかりとる男。それがジェームズ。

ぶっちゃけ生きて帰りたいのに、あんな鉄砲玉みたいな男が班長だったら絶望的だよね(´・ω・`)
無線無視するし、こっちが死ぬわ!!!

そして先ほど奇妙だと言ったのは、ジェームズとサンボーンの違い。

サンボーン君は独り身独身男イェーーイ!(*≧∀≦*)
でも結婚したいお、息子欲しいお....(´・ω・`)
そして生きて帰りたい。任務明けまであと何日とカウントダウンする。
片やジェームズは実は既婚者。息子までいる。
でも「面白い」とか言いながら爆弾に突っ込んでいく。

普通逆じゃね?
守るべき人、帰る場所が一応あるのに好んで死地へと向かっちゃうジェームズ。

勿論ジェームズだって家族に対する思いはあることが分かる。ベッドの裏に息子の写真しまってあるし、妻をバカだと言われたら怒るしね。
仲間に対する思いもシャワーのシーンで、ちゃんとあることが分かる。

でも進んで危険を冒してしまう。
だからこそ戦争は麻薬なのでしょうか。
徐々に不安を募らせていく仲間とカイジョスキー男の話。
どうなるのでしょうか。

忘れちゃいけないポイントはジェームズの妻!!
LOSTのそばかすちゃんであり、「リアルスティール」では色気あり頼れるお姉ちゃん役のエヴァンジェリン・リリー!
この人おばさんだけど、エロいんだよなあ(*´ω`*)
笑顔が素敵(*≧∀≦*)
色気が素敵( 〃▽〃)