まいこ

ハート・ロッカーのまいこのレビュー・感想・評価

ハート・ロッカー(2008年製作の映画)
3.0
戦時下のイラク・バグダッドで爆発物処理に従事する特殊部隊EODの活躍を描くサスペンス・ドラマ。監督は「ハートブルー」「K-19」のキャスリン・ビグロー。第82回アカデミー賞では作品賞以下6部門を受賞、ビグローは女性で初めての監督賞受賞者となった。

04年夏、これまでに870以上の爆発物を解体処理しているジェームズ2等軍曹がEODの新リーダーとして赴任してくる。部下となったサンボーンとエルドリッジはあと39日でEODの任務から外れる予定だったが、恐れ知らずのジェームズにより、これまで以上の危険にさらされることになる。

これまた多くの賞をとっている作品ですが当時は鑑賞しなかったシリーズ。面白い面白くないというより、映画はマクロな視点で世相を反映した。その一方で社会的な流行を捉える役割を担う存在だと再確認できた。なぜ受賞できたのか、注目を浴びたのか、2008年がどういった年だったのか。

棺桶
結局は刺激不足。善悪は置いといて、そこに問う自分の存在。普通の生活では味わえないドーパミンを摂取してしまったという訳で、『レクイエム・フォー・ドリーム』を観終わった時と同じ後味。モキュメンタリーな爆発処理班ってそもそもそんなにないジャンルではあるよな。
いつ殺られるか分からない状況が続くので緊張感が味わえるが、物語自体は淡々と進んでゆくのでエンタメ度が低い。でもそんなピリピリとした"瞬間"を体感するために観るのもまた一興。

ジェレミー・レナーの顔が微妙にあどけない。
まいこ

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