イラク戦争に派兵された、最も危険な爆発物処理班のリーダーの物語。
複雑で、いつも同じ形とは限らない様々な爆弾の解体。
少しでも間違えた瞬間、身体が吹き飛ぶ。
そんな極限の任務を何度もこなしていくうち、感覚が麻痺して命知らずともいえる大胆さで任務を遂行していくようになってしまっていく怖さ。
慣れてしまい、それに達成感を味わってやりがいや生きがいを見出してしまった危うさ。
戦場の緊迫感や迫力、酷さも伝わってきましたが、帰国してももう平和な日常に戻れない悲惨さに胸が痛みました。
でも、現実にこういうことが起きているという衝撃は、戦争というものを考える上で知っておくべきだと思いました。