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ハート・ロッカーのSHANのレビュー・感想・評価

ハート・ロッカー(2008年製作の映画)
3.5
イラク戦争を背景に、アメリカ軍の爆弾処理班のイラクでの実際の活躍を忠実に描いた戦争アクション映画。

撮影はヨルダンのクゥェートなどで行われ、撮影に際し予算がかなりの低予算だったため、撮影に使われたカメラはスーパー16ミリカメラである。

大型のテレビなどで見る分には気がつかないが、PCや画面が小さい液晶やブルーレイで鑑賞すると、少し違和感がある。
一番違和感があったのはPCで再生し、テレビにHDMIで接続するとかなり違和感がある。

作品自体は現実的でとても良い内容であった。本作は第82回アカデミー賞では9部門にノミネートされ、作品賞、監督賞、オリジナル脚本賞、編集賞、音響効果賞、録音賞の6部門で受賞した。

この映画を作成するにあたって様々なトラブルが生じてしまい、アメリカ各州の評論には酷評が絶えなかった。だが日本人の自分にとっては単純に楽しめる面白い映画であった。

またこの作品に制作後には、主人公のモデルになったというアメリカ軍曹長がアカデミー賞授賞式直前に、イラク戦争でアメリカ陸軍の爆破物処理班に所属していた曹長のモデルは自分であるとして訴えを起こした。弁護士によれば作中で主人公が使うコールサイン、"ブラスター・ワン"や映画のタイトル「ハート・ロッカー」は曹長が考えた言葉だと主張しているらしい。
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