海は怖いなと思いました。何も知らない状態で海の生き物に遭遇したら恐ろしくてたまらないと思います。これはこれで良かったんですが、ナレーションが比較的少なかったので、生き物の名前や何をしてるのかがわからなかったのが歯痒かったです。特にデカい生き物はそうですが、海を悠々と泳いでいる姿や、狩りのときの俊敏さには惚れ惚れとするようなかっこよさがありました。どうか水族館ではなく、大海原で自由にさせてあげてほしいです。種によって泳ぎ方が違ったのがすごくおもしろく感じました。ただ、そんな感想で終われないくらい、人間の行いを見て悲しくなりました。僕には行動を起こすことはできないので、これ以上は何も言わないでおきます。身近に感じることができるからこそ、自分の行いに責任を持とうと思えます。そんな感覚を持てただけでも、この映画を見た甲斐があったと思います。人間にはウンザリすることばっかりです。嘘ばっかりで本音は見えないし、深く考えず、平気で人を傷つけたりもします。まあ、素敵なこともいっぱいあるからやめられへんねんけどな。
