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遥かなる山の呼び声のJOEのネタバレレビュー・内容・結末

遥かなる山の呼び声(1980年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

山田洋次監督による、民子三部作と呼ばれている映画の3作目
映画シェーンの主題曲の邦題「遥かなる山の呼び声」(原題The Call of the Faraway Hills)から着想を得て制作されたという作品
牧場を切り盛りする未亡人とその息子の前に現れた食べられるだけあれば良いから働かせて欲しいと頼みこんで来た男と母子との交流が主に描かれている映画
最初は警戒してそっけなかった未亡人も実直に働き息子も懐いていて自身の窮地を救ってくれる男に信頼と愛情を寄せるようになるのだが…
演者さん達の気持ちの入った演技がどれも素晴らしいしラストの網走刑務所へ向かう列車のなか田島に聞かせる為に虻田が民子と横の座席で話すシーンは芝居も演出も良く目頭が熱くなる
内容的には別ものながら、幸せの黄色いハンカチとリンクしてるかのような展開も良かった

GS美神極楽大作戦サブタイトル元ネタ映画鑑賞シリーズ
単行本15巻収録の、はるかなる猫の呼び声!!(その1~3)のサブタイトル元ネタ作品と思われる
GS~では再開発工事を妨害する化猫母子を美神令子が数億単位のギャラで退治する依頼を受ける話で現場に向かう途中に山で道に迷った、当時はまだ文珠を使えるようにはなってない横島が、化猫の母子と出会い交流していくなかで母子を助けるべく奮闘し美神とも戦う事になる様子が描かれる
女好きだが全然モテないものの人外や子供には好かれ特に人外キャラに対しては人外キラースキルでも持ってるかのように好意を寄せられる根は心優しい横島を象徴しているかのような内容で、アシュタロス編があった後でみると物語中重要なエピソードの一つだったんだなと感じる話だった
母子を守ってから美神令子除霊事務所へ帰った後は美神からしばかれつつ兄ちゃんはもう会えないかもしれんって言いながら終わるってオチが待ってるんだけど
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