ポレポレ

遥かなる山の呼び声のポレポレのネタバレレビュー・内容・結末

遥かなる山の呼び声(1980年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

BS松竹東急『よる8銀座シネマ』(「日本の名優シリーズ 没後10年 高倉健特集」 )で鑑賞。

流れ者の田島耕作(高倉健)と、細々と酪農を営む風見民子(倍賞千恵子)と息子 武志(吉岡秀隆)。他人同士が本当の家族のように距離を詰め、打ち解けていく過程の描き方がとてもいい。酪農の仕事や乗馬、草競馬の場面も好き。武志に「男は泣くことも我慢して生きていかなければならない」と説いた耕作が、列車の車中で虻田(ハナ肇)が仕掛けた小芝居じみた近況報告で民子が己を愛し待ってくれていることを知り涙するクライマックスに感動。
民子の隣人 房子(杉山とく子)、民子のいとこの勝男(武田鉄矢)と新妻 佳代子(木ノ葉のこ)、人工授精師 近藤(渥美清)、獣医(畑正憲)といったキャラクターたちも魅力的だった。
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