ハマジン

罠のハマジンのレビュー・感想・評価

(1949年製作の映画)
4.5
控え室のシーン全般におけるロバート・ライアンの「受け」の演技というか、それぞれのボクサーに自分のこれまでの人生を重ねて見ているのがわかるその表情1つ1つに、もうひたすら泣いてしまう。後の『ワイルドバンチ』や『狼は天使の匂い』同様、やっぱロバート・ライアンの真骨頂ってその「儚さ」にあるよな~、としみじみ。

あと、映画史上これほど美しく痛ましい「路面電車の通過」を撮った作品って他にあっただろうか。
ハマジン

ハマジン