にへー

罠のにへーのレビュー・感想・評価

(1949年製作の映画)
3.8
主人公のストーカー(という名前)はボクサー、試合に向けて会場に向かうが、彼の知らない所でマネージャーが八百長試合を請け負っていた。弱いストーカーが完全に負けると踏んで、分け前を渡さない為にストーカーには八百長話がある事を教えなかったのだ。

72分という短めな上映時間(ほぼリアルタイムで進行)に比較的シンプルな物語だけど、質の高いサスペンスの仕掛けと主人公の魅力に溢れていて、見応えがある。

控え室にいるボクサー仲間達も、短い出演時間ながら個性的で面白い。

後に大作を多く手掛ける監督は、こういった初期の小品も上手いなあと思う。(例外も有り)
この後、ロバート・ワイズ監督は「ウエスト・サイド・ストーリー」や「サウンド・オブ・ミュージック」などのミュージカルや、「地球の静止する日」や「スタートレック(映画版1作目)」などのSF作品を撮るんだもんな。
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