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スキャンダルのotomのレビュー・感想・評価

スキャンダル(1976年製作の映画)
4.7
ナチ進行前夜のフランスのイタリア映画って事で、表で展開する世間の混乱関係なく家庭内が大変な事になってる。常に生ハムサンド食ってる番頭フランコ・ネロとリザ・ガストーニのドSとドMのプレイからして面白いんだけど、行き過ぎて洗脳まがいな事になってるのが恐ろしい。『家族の肖像』にも出てた安田道代ソックリな娘との嫉妬混じりのやり取りなんかも胃にくる。で、ただでさえ不思議物件の特徴を活かし、照明と音だけで演出されたクライマックスの崩壊感はなかなか見もの。そしてフランスの春川ますみことアンドレア・フェレオルも『最後の晩餐』同様に良い脱ぎっぷり。もの哀しいテーマ曲がまたイイ。
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