このレビューはネタバレを含みます
ネットカフェで鑑賞
フェチ!フェチ!フェチ!の極致の映画
人の性癖が何歳から形成・影響されるか、最近気になっている私にはわかりやすく教えてくれる映画だった。
アントワーヌは思春期に太ましい床屋の女主人に憧れを抱き、将来は床屋の女性と結婚するとまで言った(逆にすごい)
その性癖を拗らせたまま(純粋に思っているのだが)おじさんにまで成長し、今まで結婚していなかったが、とある床屋の女主人マチルドと出会い求婚(行動力すごい)
2人のほかに何もいらない、子供でさえも…?
マチルドは「ひとつだけ約束して、愛してるふりは絶対しないで」と。
マチルドの儚い感じの色っぽさ、見えそうで見えない、そういうフェティシズムを擽る作品。
綺麗なままでとか、愛されているうちにとか、飽きられてしまう前にとかいろんな感情が混線してしまった。
だって、ずっと好きでいてもらいたい、綺麗なままで愛されたいとか、自分の中にも少なからず存在する感情だったから…(クソオモでごめんな…)
主人公のアントワーヌみたいにヒモでいてくれとは思わないけど、ずっとありのままの自分を好きでいてくれる人に出会いたい。
幸せを永遠と続けていたい。