Asuka

髪結いの亭主のAsukaのネタバレレビュー・内容・結末

髪結いの亭主(1990年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

ネットカフェで鑑賞
フェチ!フェチ!フェチ!の極致の映画

人の性癖が何歳から形成・影響されるか、最近気になっている私にはわかりやすく教えてくれる映画だった。

アントワーヌは思春期に太ましい床屋の女主人に憧れを抱き、将来は床屋の女性と結婚するとまで言った(逆にすごい)

その性癖を拗らせたまま(純粋に思っているのだが)おじさんにまで成長し、今まで結婚していなかったが、とある床屋の女主人マチルドと出会い求婚(行動力すごい)

2人のほかに何もいらない、子供でさえも…?

マチルドは「ひとつだけ約束して、愛してるふりは絶対しないで」と。

マチルドの儚い感じの色っぽさ、見えそうで見えない、そういうフェティシズムを擽る作品。

綺麗なままでとか、愛されているうちにとか、飽きられてしまう前にとかいろんな感情が混線してしまった。

だって、ずっと好きでいてもらいたい、綺麗なままで愛されたいとか、自分の中にも少なからず存在する感情だったから…(クソオモでごめんな…)

主人公のアントワーヌみたいにヒモでいてくれとは思わないけど、ずっとありのままの自分を好きでいてくれる人に出会いたい。

幸せを永遠と続けていたい。
Asuka

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