「愛してたの」
途中で、話が全て主人公の回想で進められていることにふと気付く。もしかして、と思う。時折挟まれる、現在の主人公の暗闇を背に虚空をさまようような表情。だんだんとハッピーではないエンディ…
髪結いの亭主、即ちヒモ亭主。床屋の女性を娶るっていう少年の頃からの夢を実現させた男のお話。
学生時代に初めて観た時、この映画の美しく匂い立つような世界に魅せられ衝撃を受けた。石鹸とコロンの香り、溢れ…
思うにルコント監督って、とても現実的な人なのではないだろうか?
『仕立て屋の恋』にしても『髪結いの亭主』にしても
あれほど夢を紡ぎ上げながらも、ラストで一気に崩してしまうのは、
監督自身がロマンティ…
男にとって夢のような話。
その夢は、素晴らしいものであるほど、醒めたあと虚しさが残るもの。
誰かに依存した与えられた幸せは、いつ突然終わるのかもわからないもので、本当に幸せになるのであれば、やはり自…
2013/10/14
個人的にこの監督は、表現したい主題がぶれない軸として存在し、細かい脚本の筋にはこだわらないタイプかと。
登場人物一人一人のセリフ回しもさることながら、なによりも特筆すべきはアン…
登場人物少な目の、ゆったりリズムの短い作品なのに、超強烈。
説明するのは不可能だけど、なんとなく分かる気がする微妙なトコロを突かれた感があります。
監督のフェチ度やセンスがヤバいのでしょう。
ダ…