のりまき

キング・オブ・コメディののりまきのレビュー・感想・評価

キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)
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スコセッシ×デ・ニーロのもうひとつの『タクシードライバー』。

うーむ80年代なお話。
これを『タクシードライバー』と同じように好きな女の子に褒められたくて「やらかす」男の子の話として愛している殿方もいらっしゃるようではありますが「トラヴィスになりたい!」と言っているアホな男の子には何人も出会っているが、「パプキンになりたい」と言ってる子には会ったことがない。やっぱり男の子は暴力と悲劇に惹かれるということでしょうか?要因はもうひとつ。ジェリーを愛してやまないヤンデレ女を演じたサンドラ・バーンハード。これが映画デビュー作らしいが、真に迫って怖いの一言。彼女よりジョディがいいよね。
しかしジェリー・ルイス、なぜこれに出たの?

以下ネタバレあらすじ
ルパート・パプキンはコメディアンジェリー・ルイス(本人!)の大ファン。馴れ馴れしく押しかけて門前払いされてもめげずに家に上がり込む。冷たくされて腹を立てたパプキンはいかれストーカー女と組んでジェリーを拉致。会社を脅迫してテレビショーに出演を果たす。ネタは自分の生い立ち。アル中の母とDVの父と幼少期の虐待の数々。誘拐犯として彼は刑に服する事になるが、書いた自伝が大当たり。文字通りのキングオブコメディとなる。
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