このレビューはネタバレを含みます
実際に面白いんかい。序盤は自分の実力を勘違いしちゃって手っ取り早くテレビに出たいだけの厄介なヤツかと思ってたので、ラストでめちゃくちゃに滑るんだろうなーと思っていた。正規の手段をとらずにズルをしようとするヤツはそういう痛い目を見てほしいという思いがある。まあ、なんやかんや秘書の人も酷評はせずに場数を踏めくらいのアドバイスにとどめていたし、才能は多少なりともあったということなのか。妄想のシーンで自分の才能を周囲に知らしめて、国民的なコメディアンをも屈服させたいという思いが表れていたが、実際に才能があるとなると話が変わってくるな。そういう妄想にとらわれているだけの無能だったら痛いやつで済んだんだが、才能があるならこいつのとった手段が正当化されてしまう気がする。事実ラストではかなりの脚光を浴びていた。ただ、こいつは実際に才能があったが、世の中には才能も実力もないが世間に認められたいみたいな考えの人っていっぱいいるんだろうなーと思う。（そしてこいつみたいに事件を起こす例もある。京アニの放火のやつとか。）
しかし、実際にショーをやるシーンを見て思ったがアメリカの笑いと日本の笑いって全然違うんだな。
