このレビューはネタバレを含みます
この映画の面白いところは、私達がパンプキンにはコメディの才能があるのかどうかをバーのTVでショーを見るまでは、完全に判断することができないところであると感じた。
秘書や前座の人の言葉からは彼のネタを認めないことがわかるし、彼の行動は常軌を委している。そんな奴が面白い話をできるのかと思う。でも生真面目で人を信じやすい彼が滑るのは可哀想だとも思ってしまう。
面白いことに彼のショーを見始めたとき、私は緊張していた。まるで好きな芸人のM1出演を見守るファンのようであった。勝手に抱いた緊張感と、彼の気を張らないジョークが衝突し、それがおかしくて笑ってしまった。