らの

キング・オブ・コメディのらののネタバレレビュー・内容・結末

キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

ホアキンフェニックスの方のジョーカーに影響を与えたというデニーロ主演の映画なのでずっと気になってみてみました🤡

ホアキンジョーカーは、精神的にくる怖さで見た後も引きずる怖さだったのでこれはどんな精神的な恐怖展開があるのかと身構えてみてしまったのであれ?終わり?となってしまった笑

正直終わり方がそんなうまく行くか❓❓となった以外は、
何も見ずに映画だけ見て、
パプキンがどこかイタい感じとか変わってるよねっていうのを感じても何が狂気か分からなかった。
誘拐はまずいけど、コメディアンになりたいと言う気持ちがあってタクシーに乗ってまで「俺のネタを見てくれよ」と自分を売り込むそれぐらいの圧もあるべきなんじゃないかなあとか思ってしまったり🤔

実際ジェリーとかその事務所?周りのひとらが見もしないで頭ごなしに迷惑扱いしたり、
過剰に反応してる感じがしてちゃんとパプキンに才能があると見抜けなかった部分も結構やばいんじゃないのと思ってしまったので[誘拐はまずいけど]パプキンに同情してしまった。

けど!色々な人のレビューや考察を見たり最後の赤スーツでのエンディングまでの話の淡々と進む感じを思い出して、
所々そんなタクシーで話しただけでそんな大御所とも言われる人にすぐに食事誘われるかー?などが浮き彫りになって全てパプキンの妄想だった可能性も出てきてスルメ映画だと思いました🦑

その妄想かも?と思わせるシーンを入れるタイミングと撮り方も絶妙で、セリフで「妄想」という言葉も直接的に周りが指摘するシーンも特にないのに見てる人の感覚に任せてるのに感じてしまうのなんなんだろう。

「常識」的におかしいのは、ジェリー側かパプキン側なのか、
これも人によって話違いそうでおもしろいなー!と思いました。

おもしろー!!!!!!!!!

最初は変な人と感じたのに、
最後好きな人のバーに行き自分が出たショーをみてもらって「みてくれた人には一杯奢るよ!ありがとね!」みたいなことをいって捕まっていったシーンは泣くかと思った。
ただ好きな人と憧れの人に認めてもらいたくてという感じがして健気にも感じてしまう。

見終わった時は、パプキンのニコニコしてて健気で、普通にスタンダップコメディのネタも面白かったしと思ったけど、それすら妄想ってなると話は違ってくる。
そんな展開にまんまと仕掛けられた。
どれが正しいか分からなくなる、すごい困惑しました。

ジョーカーのアーサーは緊張すると笑ってしまう病気
パプキンは何をされてもニコニコしてる
そこら辺も影響されてるのかな怖い、

最初見た時のパプキンのニコニコしてるのが「感じのいい人、好印象」になってた自分の思考も気付けない人間になってしまってるのではと思って危機感を感じた。

余談ですが、ヒロインの女の人が実際にデニーロの当時の奥さんなのはこっぱ恥ずかしくないのかな恥ずかしくはないか、、
今まで見た映画でそういうキャスティングあんまりそういうの見たことないから、こっちが恥ずかしい気がする、、
らの

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