このレビューはネタバレを含みます
なんて悲しい作品を観てしまったんだろう、、、。
なんかこの男、嫌いになれない。
嫌なやつじゃない、バカでもない、でもなんかおかしいっていう。
ひょうひょうとしているというか、、、
この言葉にできない男を演じ切ったデニーロの演技力本当すごい。
ルパードは結果誰も傷付けてはいないんだよな。狂暴な男ではない。
ネタもウケてたし、きっと普段から妄想せずに、ショーに立っていたらどうにでもなってたと思う。
努力の方向性が間違ってたよ、、、ボタンの掛け違いだね。
真面目にネタを書き、ショーに出て、テープをいろんな人に送ってってやってたらよかったよ。
ジェリーに固執したのがルパードの間違い、、、。
◼️序盤の女の手で止まるクレジットはなんなん。
何か意味がありそうだけどわからんかった。
◼️序盤の乗り込んだシーンで、いろいろジェリーに語りかけるけど、相手の言いたそうなところまで言うって、どれだけ練習してきたんだ、、、。
下積みをしろっていうアドバイスは真っ当だし、本当に面白い人ならあの車内でも笑い取ってるよな。
◼️名刺渡していつか役に立ちますよって、、、。
妄想が肥大化してしまってるよな。
タクシードライバーだしジョーカーやん、、、。
◼️直後のランチのシーン、妄想だってすぐわかりました、、、。
ジェリーはつまらないし知性を感じない会話の内容、、、。
そんなしょーもない理由で6週間変わってほしいとかプロ失格過ぎんだろ
と思ったらやっぱりガッツリ妄想だった、、、。
◼️とんでもなく怖いシーンを見てしまった。
笑った観客が印刷されている壁紙に話しかけるパプキンやばい。
どのホラー映画にもないタイプの怖い映像だった。
多分パプキンの顔はあの笑って楽しそうにしてる顔だったんだろうな、、、。
コメディに取り憑かれている、、、。
まさに喜劇と悲劇は紙一重とはよく言ったものですね。
◼️Cards upside downと白紙のカンペのところだけちゃんとコメディだった。
◼️あの男、トラビスともハッピーとも違って、悲壮感のないひょうひょうとした男なんだよな、、、。
ああいう酷い家庭環境だったようにも見えないし、母さん家にいたよな、、、。
頭の中はジェリーとコメディのことで一杯という感じ、、、。
◼️1発だけ殴って逃げるあたりジェリーはやっぱり優秀。
◼️出演することだけが目的だったんだ
ちゃんとトークはウケてたね。
この1ステージだけのためにここまでしたのか。
◼️一応、人を傷付けてないから復帰もあり得るけどほぼほぼ妄想だよな。