あっこ

キング・オブ・コメディのあっこのレビュー・感想・評価

キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)
4.5
トークショーのホスト、ジェリー・ラングフォードに執着したイってしまってる男ルーパート・パプキンの話。追っかけ文化や芸能界、さらにはそれを取り巻く大衆へのコメンタリー。
夢と現実の境目が曖昧な点が主人公ルーパートの世界観を象徴すると共に、ふと現実に引き戻してゾッとさせられる場面も。不気味さの中にユーモアもあり、話の隅々にルーパートのバックストーリーが散りばめられているのも◎
サンドラ・バーンハードの狂気に圧倒させられたが、それでもやはりデニーロが素晴らしい!狂気と純粋さは紙一重なのか、それを見事に演じつつも最後のシーンのあの絶妙さは何とも言えない。コメディの間合いも素晴らしく、スタンドアップ好きとしては普通にコメディアンを見ているかのような気分にさせられた。
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