ぐりんでる

キング・オブ・コメディのぐりんでるのレビュー・感想・評価

キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)
4.5

「どん底で終わるより、一夜の王でありたい」

コメディアンとして名をはせる為に奮闘するパプキン。奮闘というよりも…🤪

よく言えば、夢に向かって強かに、貪欲に行動しているが、そのポジティブさ、思考は狂気の域にある。妄想癖、虚言癖に現実やモラルとの見境がないパプキンくん。
好きな女の子に、自分のサインを大物気取りで渡すんだもの…なかなかだよそりゃ

自らの悲劇の人生を喜劇に転換する生粋のコメディアン気質ではあるが、憧れた大物コメディアンの言う「芸能界でも経験が大切」だという言葉をまるで意に介さない。自分よがりで人の意見にはまず耳も貸さない。「認めてもらえている」という自惚れた思い込みのみが行動原理になっている。

そこに大物コメディアンへの歪んだ執着心がとどまることを知らない、やばいファンの女も加わってしまったらこれは勘違いとえらいことになるよ!

この狂気のコメディアンをロバートデニーロが怪演している。本当すごいわ。ヴィト・コルレオーネと同一人物とは思えないですね🤡

残念ながら、この主人公はとてもフィクションとは思えない。ここまでの人はなかなかいないだろうけど、目標や夢を持ちながらも、適切な努力をせずに妄言ばかりを並び立てたり、できない言い訳をしたり、、
俺やないかい。…とにかく面白い映画でした。

最後の場面は現実なのか妄想なのか…


狂気の喜劇を生み出す道化、

来たる「JOKER」の前に見ておくといいということで、ここでその情報を知る事が出来ました。ありがとうごッサムます🙂




今度はジョーカーの狂気に酔い痴れるとしますかぁ

HAHAHAHAHAHAHAHAHAHA🤪🤪🤪


この街には上等な悪党が似合うZE!