ポンコツ娘萌え萌え同盟

猫とカナリヤのポンコツ娘萌え萌え同盟のレビュー・感想・評価

猫とカナリヤ(1939年製作の映画)
3.2
湿地帯にある怪しげな屋敷が10年の時を経て動き出す──。
奇妙な家政婦、集められた親族、屋敷の主人の死後10年後に読まれる遺書、そして遺産相続人の美女と誰が見ても如何にもな雰囲気が怪奇的な演出を交えながらプンプン漂うミステリサスペンス。

どうやら通称"猫"と言われる精神病の殺人鬼が近くに逃げたらしが、
ただこの事件を見ていくうちに獣のような殺人魔とは明らかに違和感を感じていく。
とはいえキャラクターからの視点はともかく本作の要とも言えるある仕掛けなんだけど、それを視聴者から見ればわかるのはなんか肩透かしを食らった気分もある。そこはなんか視聴者を騙して欲しかった部分もある。
とはいえ仕掛けよりも猫の正体は誰か?と想像しながら観る方に本作の楽しみがあると思う。

ただ一方でミステリサスペンスとは別に遺産相続人となった美人のジョイスとウォーリーの恋愛としての要素も含んでるので二人の関係性を楽しむのまたいいだろう