LEONkei

にがい米のLEONkeiのレビュー・感想・評価

にがい米(1948年製作の映画)
3.0
にがい米を食べる経験をしなければ、美味しい米の味は決して分からない。

苦しみや痛みを知るものは、強く逞しく生きることができるだろう。

広大な土地に敷き詰められた田んぼで働く女達の姿はミレーの『落穂拾い』のように美しいが、その実態は貧困と過酷な労働に虐げられ苦心惨憺に黄昏る。


存在しているものが当たり前だと思っていることは、実は全く当たり前のことではない。

こんなに美味しい日本の米を日本人がもっともっと食べないと、いつか米が消え二度と食べられない日が訪れるだろう..★,
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