三四郎

夢がいっぱい暴れん坊の三四郎のレビュー・感想・評価

夢がいっぱい暴れん坊(1962年製作の映画)
3.0
銀座の次郎長小林旭
『東京の暴れん坊』の続きでシリーズ2作目と思っていたが3作目だった。
シリーズ1作目同様、一本槍のおじさんは、吉田茂元首相そのもの。
頼れる男小林旭がなんでも解決してくれる勧善懲悪もの。
亡命者は、戦前中村屋に匿われたボースを基にしているのだろう。
ストーリーは陳腐だが、「金ばかり要求して日本人には心がなくなった!」と怒る亡命者に、ヤクザが「戦争に負けたんでね」とさらりと言うところなどは、唸らされた。
社会風刺もあって、ただの娯楽映画とも言えないのかもしれない。
三四郎

三四郎