健一

冬のライオンの健一のレビュー・感想・評価

冬のライオン(1968年製作の映画)
3.7
1968年 🇬🇧映画 カラー作品。

第41回アカデミー賞
最優秀主演女優賞(キャサリン・ヘプバーン)
脚色賞、作曲賞 受賞。


本作とショーン・コネリー主演の「風とライオン」をよく間違えてしまう。😅

素晴らしい! 私好みな作品でした。

イギリス国王、ヘンリー2世は後継者を決める為に一族を集める。
その中には軟禁されていた王妃エリノアの姿もあった。
王と王妃は別々の後継者を後押しするのだが・・・
王位継承をめぐる争いを描いた歴史ドラマ。

元々ブロードウェイの舞台劇の映画化なので、ほぼ会話劇。
だが、その会話劇が凄い! 圧巻!
憎悪の塊。憎しみあい、けなしあい、裏切りあい、殺しかねない。
王位継承とはいえ権力とは身内まで ここまで引き裂くか。
父、母、三人の息子達、愛人とそれぞれの立場が、王、王妃、王子、時期王妃候補となり ののしりあう。

前の年に引き続き 本作でもアカデミー主演女優賞を受賞したキャサリン・ヘプバーンのまた 泣きの演技が上手い。

なんでも本作はアンソニー・ホプキンスの映画デビュー作とか。

ひとつ気になったのは主演のピーター・オトゥールとアンソニー・ホプキンスが、王と王子、つまり親子を演じていること。

王は50歳、王子は26歳の設定。
ピーターとアンソニーは実際 5歳しか年齢差がなく、いくらなんでも親子には見えない。

とは言え 見応え充分。
あっという間の140分でした。😁



😷コロナパンデミック中に鑑賞😷
健一

健一