安堵霊タラコフスキー

12人の怒れる男の安堵霊タラコフスキーのネタバレレビュー・内容・結末

12人の怒れる男(2007年製作の映画)
1.0

このレビューはネタバレを含みます

何故かこの酷いリメイクについてふと思い出した。

ニキータ・ミハルコフが名作十二人の怒れる男を21世紀のロシアを舞台に作ったのだけど、途中陪審員がグダグダと自身の過去話を喋り続けるシーンが多くてその度ダレたし、最後にオリジナルと同じような展開になったかと思ったら突然指揮っていたニキータ・ミハルコフ演じる陪審員が「そんなことはとっくにわかってたけどその判決になると被告人に酷い結果が待ち受けるから、私はあえて最初から意見を変えなかったのだ」みたいなことを言い始めて、台詞で思惑を話すこと自体ダサいのに加えて上から目線で自分だけはわかってるかのようなことを監督自身が語るのが本当に気持ち悪くて、自慰行為をするなら名作を使わず黙って家でこっそりやっておけと怒りを通り越して呆れてしまった。

ニキータ・ミハルコフも当たり外れが極端に分かれる監督だが、自分が出演もしている作品は基本的にドゥザライトシングのスパイク・リー並みにオナニズムが酷い代物になっている気がする。