NANCY

食べて、祈って、恋をしてのNANCYのレビュー・感想・評価

食べて、祈って、恋をして(2010年製作の映画)
3.0
恋愛映画をあまり観ないのだけれど、タイトルに惹かれて観賞。
ジュリア・ロバーツが美しかった。
離婚を機会に自分の根本的な部分を見直す為に旅に出る、というのが大まかな流れ。
恋愛映画独特の感情移入のさせ方があまりなく、よくわからない作りになってしまっていた感は否めない。
映像の写し方は良いのだけれど、見せ方が下手、みたいな。
そもそも旅に出てイタリアで美味しいものを食べまくるほどの余裕がある女性に、世の中の女性は感情移入できるのだろうか…。
すがるものが無くなり、神に祈りを捧げて行動する。
行くべき場所がイタリア、インド、バリ、という統一感のなさ、ジュリア・ロバーツの裕福感。
どこをとっても感情移入できない…。
そしてラストまさかの展開。
行き着く先がこの人!?という終わり方だった。
でも、ジュリア・ロバーツは美しいし、美味しそうな食べ物を美味しそうに食べるし、その国の文化に触れる事によって自分を変えるという思想はわからなくないので、大きな批判もしづらい。
上映時間が140分と長めで、少々長く感じてしまうところもあるが、映像は綺麗なのでご愛嬌としましょう。
甲乙付けがたいふんわりとした映画でした。
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