足らんティーノ

クランスマンの足らんティーノのレビュー・感想・評価

クランスマン(1974年製作の映画)
3.8
黒人選挙権のデモを目前に奮い立つKKKとその町の保安官の対決を描いたテレンス・ヤング監督作品。

自分の選挙や、息子を士官学校に入れるためにKKKの団員といざこざを起こしたくない葛藤を抱える保安官。

中立的な白人の地主に感化され反差別を公然と主張して、その父親を困らせる息子。

平和的なデモを"ブルジョア黒人"と批判し、山で黒人を囲う中立的な白人の地主は「奴隷制に反対し殺された曽祖父のため」にやってる偽善でしかないと切り捨てる、革命思想の青年。

安価な黒人の労働力のために「白人と黒人のバランス」を保ちたい、KKKの支部長で重し役になっている町長。

それぞれの思惑や思想が重なり合い事件が多発する小さな町で緊張が高まっていく。

2023-177/字幕
足らんティーノ

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