真っ黒こげ太郎

ミラーズの真っ黒こげ太郎のレビュー・感想・評価

ミラーズ(2008年製作の映画)
4.8
日本のアニメのポスター飾っているとは、やるな息子…。w




拳銃の誤射で相棒を撃ち、停職となった刑事のジャック・バウアー…ではなくベン・カーソン。
復職の為に、廃虚となったショッピングセンター”メイフラワー”で警備員の仕事に就いたベン。
しかし、見回りの中でベンは様々な怪奇現象に襲われた挙句、家族にまで危険が及んでしまう。

ベンは家族を救うため、メイフラワーで起きた事件について調べ始めるが…。




鏡の中に潜む謎のお化けと、停職中の刑事との闘いを描いた、オカルト・サスペンス・ホラー。
何でも、韓国のホラー映画「MIRROR 鏡の中」のリメイクらしい。正直知らんかったが。w

監督が様々な傑作ホラー&ミステリーを手掛けたアレクサンドル・アジャという事で、今回もグロシーンがあります。w
と言っても、数える程しかないんだけどね。ただどれも見事なスプラッター描写で良かったです。

ただホラー映画としてはまぁそこまで怖くはなかったかな?w
なにしろ殆どビックリ演出&グロの描写というごり押しっぷり!w
主人公のキーファー・サザーランドさんが飛び上がってビビるシーンなんか(CV:小山力也さんなのも相まって)結構笑えるしwwwwww
(特に死体安置所の死体が鏡越しに話してキーファーさんが飛び上がるシーンはその後の慌てっぷりもあって大爆笑したwwww)

とは言え、家族を守るために事件の調査をするサスペンス展開は面白いし、ミステリーとして見応えがある。
映像もしっかりしていて、美術も綺麗。
後半のお化けとの闘いも盛り上がるし、終盤のアレも色々と笑えたwwww
オチもかなりブラック。流石アジャさんだぜ!!!!w


正直真面目なオカルトオンリーな作品を期待して観たら、怒るかもしれないがアジャさんらしくホラー映画のツボを押さえゴア描写も抜かることなくぶち込んだお陰で、結構楽しめた!!!

まぁ、ホラー映画史には残らないとは思うが、オカルトサスペンスを楽しみたい時なんかに気軽に観ればそれなりには楽しめるかな?w