マッカーシズムでアメリカで活動し辛くなったジュールス・ダッシンがイギリスで撮った作品。
これ以降ヨーロッパで仕事をすることになる。
111分のプレリリース版の上映。音楽はフランツ・ワックスマンではな…
照明がめちゃくちゃかっこよくてどこを切りとっても惚れぼれする。これぞノワールというかっこよさ。下からの反射光で浮き上がらせるのとか、影の中にある顔のほんの一部だけうっすら明るくして瞳や汗の輝きを捉え…
>>続きを読む悪役が多いリチャード・ウィドマークが今度はロンドンを舞台にプロレスの興行を行うことで金儲けを目論むチンピラを演じるドラマ。
描かれるのは勢いで突っ走り、上手くいきそうなものの恋人の金を盗んだりと日…
高校生の頃、深夜の映画劇場で一度観ている。90分の放送枠だったから正味80分に欠けるくらいの放送時間だったと思う。映画を観始めた頃のわたしに本作は強烈な印象を与えた。その興奮をもって本作を初めてスク…
>>続きを読むジュールス・ダッシンの描く夜の街は、高校生の時に観た『夏の夜の10時30分』(67)で魅了された。犯罪映画『トプカピ』でダッシンに初めて接したときは、エンタメ系の監督かと思ったが、犯罪ものと一括りで…
>>続きを読む✔『街の野獣』(3.8p)及び『セザール』(4.1p)▶️▶️
映画の正統枠を越えて著名な作品の再見。と思ったが、実は『街の~』はTVなどでも観ていなかった作と、始まって気づく。そもそもダッシン…
抜群に楽しい泥仕合と、あまりにも滑稽な親子愛が示される無観客試合に胸が躍る。冒頭の嘲笑やラストの足音など、主人公を追い詰める音の演出も良い。
都合よく入退場させられる妻が不憫だが、思いのほか感傷的…