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瞳は静かにのmhのレビュー・感想・評価

瞳は静かに(2009年製作の映画)
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「汚い戦争(1976-1983年)」を背景としたファミリードラマ。
汚い戦争=軍政下時代のアルゼンチンで起きた悲劇(反体制側の30,000人以上が、逮捕、監禁、拷問を受けて、行方不明または死亡)を把握した上で見ないとわからないけど、そのあたりの説明はまったくなされないという不親切設計。
反体制側に思われたら終わりという状況が子どもにはわからないというか、この映画見てるひとたちにもそれがわからない。パンフレット読まないとわからん映画はパンフレットがないとわからない。
視点人物に激かわ子役を迎えて、コンセプト的には「ミツバチのささやき」そのまんまみたい。
予告編のキャッチコピー「アンドレス(主人公)はシエスタなんかしたくない」にハテナマークがうかぶんだけど、そもそもそれが原題というオチ。
興味が湧かないまま最後まで見てしまって残念だった。
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