マツモトタクシー

全身ハードコア GGアリンのマツモトタクシーのレビュー・感想・評価

全身ハードコア GGアリン(1994年製作の映画)
3.6
伝説のパンク・ロッカーGGアリン

子供の頃から噂だけはずっと聞いていて👂
実体は余り解らず伝説だけが独り歩きしていた感じでした😅
少し前に観賞したGGが亡くなってからのその後のドキュメンタリー作品
一緒にバンドをしていた兄マール・アリンと母親のインタビューを収録した「ジ・アリンズ 愛すべき最高の家族」は観ましたが遂に当時のドキュメンタリーを観賞出来ました😅


今回はかなり不愉快で悪趣味
ハードな内容なので注意お願いします⚠️







ステージ上での嘔吐、排泄、食糞
ガラスやビール瓶で自分を切り刻む自傷行為
観客に向かって罵りと糞便と暴力を撒き散らすという過激なパフォーマンス
何度も繰り返された自殺宣言
等が有名で「HATED IN THE NATION(国中の嫌われ者)」という逆手に取ったアルバム名が示すとおり現在でも「下劣なミュージシャン」の代表格として語られる

熱狂的に指示されるか嫌われるかの2択しかないミュージシャン😅


GGとはジーザス・クライストの略で完全なキラキラ・ネーム
名付け親の父親がかなり変わった人物で不安定で虐待をすることもあったという
幼少期のこの経験が後の破綻している性格を形作ったのかも知れず彼もある種、父親の被害者だったのかも知れないのは気の毒かも。。



結局、薬のオーバー・ドースで死亡
熱狂的な支持者の中にはいずれ一緒に自殺したいという者達も何人かおり実行されていたら悪い意味でのロックの歴史に残っていただろう。。

部屋の片隅でフォークギター片手に鼻歌を歌う姿は爽やかな曲調でこういうのも出来たんだと驚いた😲
ただ残した数々の楽曲は余り自身の好みでは無くミュージシャンというよりパフォーマーだったのかなという印象

家族以外は誰にでも噛み付き牙を剥く
破滅的で破壊的な生き様は正にパンク
亡くなった後も全世界から埋葬されている墓地に集まるファンの中には墓石に放尿や脱糞をしていく不届きな者も。。😅

「ダイナソーJr.」のJや「ラモーンズ」のDee Deeも一瞬在籍😅



若い時、故郷で友人達と誰がミュージシャンで1番ヤバイ奴で無茶苦茶なのかなと言う話をしていた😁
「ジョニー・サンダース」や「キース・リチャーズ」「遠藤ミチロウ」など候補が上がる中で僕は「キース・ムーン」か「フランク・ザッパ」かなと思っていた

するとインディーズやパンクに詳しいイサちゃんが「GGアリンちゃうか」と言ってその時に初めて彼の存在を知ってこのドキュメンタリーの内容を口頭で聞いた😁

「糞は投げるわ食うわ兎に角無茶苦茶やでホンマ最高やわ」
「でもな、あれは外人やのにめっちゃちっちゃいねん、ほんま見た目のいかつさとは裏腹にめっちゃちっちゃくて可愛いねん」

今回初めて観賞、確認してモザイク越しにでも分かる小ささ😆
外人さんでも小さい人いるんだ。。
少し自信がついた😆😆😆
一体何のこと? ナニの話です😁