みんと

現金に手を出すなのみんとのネタバレレビュー・内容・結末

現金に手を出すな(1954年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

久しぶりのジャック・ベッケル。
2枚目ではないけど存在感の半端ない渋~いジャン・ギャバンと、黒髪パッツンのまだ若いジャンヌ・モローの組み合わせが豪華。
ギャング映画はそこまで得意じゃないけど、やっぱり彼らの哀愁たっぷりな落ち着き、言い回し、仕草、目つき、裏切りや友情には、毎回「男になってみたい~」なんて思わされる(笑)
「グリスビーのブルース」という主題曲の匂わせる欠落感、ストーリー展開、そして苦い結末は、まさにフレンチ・フィルム・ノワールのお手本と言う感じ。
現代の派手なギャング映画が苦手な人や、ギャング映画初心者にとっては丁度いい作品な気がする。
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