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現金に手を出すなのgraceのレビュー・感想・評価

現金に手を出すな(1954年製作の映画)
3.4
フレンチフィルムノワールの古典的名作。会話劇が中心で、悲哀すらさっぱりと描く、虚しさをも超越した余裕感がよい。ただ、若い女ばかり出るのは…時代としてうけとめる。

そしてなによりジャン・ギャバンかっけ〜〜
スリーピースっていいですね。恰幅の良さにこそ味が出る。中年体型にこそ、スリーピースを。
引退を目前にしたパリのギャングの所作の良さ。たばこの付け方もいいんだな。

メモ:フレンチフィルムノワールはアメリカのそれと違って、悪女(ファムファタル)ではなく、男同士の絆にフォーカスをあてる。
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