めかぽしや

リービング・ラスベガスのめかぽしやのレビュー・感想・評価

リービング・ラスベガス(1995年製作の映画)
3.9
汚れきった2人の純粋な愛を描いた作品。

ロスで脚本家として働いていたベンはお金を無心しては酒を買い、酒びたりの日々。
ある日、会社から解雇される。
退職金を得たベンは自分の死に場所としてラスベガスを選び、酒を飲み続け死を迎えようとしていた。

ラスベガスで娼婦をして生活をしているセーラは孤独は嫌いで愛人であり元締めのユーリーと別れられず空虚な日々を送っていた。

そんなベンとセーラは出会った。
お互いの寂しさを埋めるためにベンはセーラの仕事を許し、セーラはベンの飲酒を止める事はせずに2人は時を過ごす。
まっとうな生活から程遠い2人。


ニコラス・ケイジ主演で一番の作品とフォロアー様からのお勧めもあり鑑賞。
ぐでんぐでんのアルコール依存症を体当たりで演じていてとても良かったです。
役もハマってますね。
セーラ役のエリザベス・シューもまた素晴らしい!
空虚感やベンにそそぐ愛もひしひしと感じました。

残念だったのはユーリー役のジュリアン・サンズ。
この人は『眺めのいい部屋』以降役に恵まれてない感じ。
オデコもひろくなってしまって。。。


ベン、セーラはお互いの為に生活を改めるべきなんだけど幸せな未来より“今”しか考えられなかったんだろうな。

そんな2人を見るのはキツイけど、キラリと輝る純愛で救われる作品。
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