2020/07/21
監督 マイク・フィギス
ニコラス・ケイジ
エリザベス・シュー
【きれいごとの愛じゃない。】
妻子に逃げられ、アル中となり落ちぶれた果てにラスベガスにたどり着いた脚本家と、彼に寄り添う一人の娼婦との短くも美しい愛を描いたラブストーリー。
エリザベス・シューでもう一本。
全てを失いながらも、酒を断てず自暴自棄になり、死に向かっていく主人公、演じたN・ケイジ、オスカー受賞も納得の迫真の演技。
そんな彼を献身的に支えようとする、娼婦役のE・シューが美しく一途な女性を演じています。
彼女はデビューした頃から大好きな女優さんでしたが、本作もとても良かったです。
ラストの展開は予想していても、悲しみが胸に刺さる、それでも短い間でも確かに繋がっていた二人の姿に静かな感動を覚えた一本でした。
良作です。
鑑賞日1997年 VHSにて