クストリッツァ監督の長編2作目にしてパルムドール受賞作。
時代は1950年頃、ユーゴスラヴィアがナチスドイツの占領から解放され、チトー政権が支配を拡大し、国内が揺れ動いている時代。時代背景を多少知…
やっと観れた。弱冠30歳のクストリッツァ、1度目のパルム・ドール受賞作。オリジナルのフィルムは紛争で消失したみたいで、かなり傷の激しいものをDVDで観た。
不安定な政治情勢の中、大人も子供もものは…
体制批判を愛人に密告され逮捕された浮気性のパパを、出張だとママは幼い息子らに偽ってその帰りを待つ。パパが恋しくて夢遊病になる次男。その後パパの元で一家揃って暮らし始める。次男が初恋の少女の病死を経験…
>>続きを読むひとつの時代や当時の世相を反映しているという点では貴重な作品だと思うが、好みだけで言えば、かなり微妙。
母が幼い子供を連れて、不倫相手を殴り込みに行くところとか、明らかに自分に落ち度があるのに逆上し…
画質が悪すぎて本当に戦後すぐのサラエヴォで撮られた映画にしか見えん、クストリッツァの出世作。
愛人にちょこっと漏らした国家批判的な一言が原因で強制労働を課せられたお父さんと、彼が出張中だと思い込ま…
スターリンの影響から未だ脱け出せない1950年代初頭のユーゴスラビアを舞台に、時代の波に翻弄される一家の姿を体制批判をこめて描く。
家族に囲まれて幸せに暮らしていた少年マリック。ところが、父親が…
クストリッツアの作品とは思えないほどコメディ要素のない不穏をはらんだ初期の作品。名作『アンダーグラウンド』の元になったと思われる。
ボスニア・ヘルツェゴビナが当時社会主義国ユーゴスラビアの一部だった…
ユーゴの歴史的変遷を知っていないと真の理解は難しいかも。浮気相手の女に何気なく漏らした呟きを密告されて逮捕された父、父不在の間、6才の息子マリックには“パパは出張中”と言い含める母。チトー体制過渡期…
>>続きを読む85年のユーゴスラビアで50年代のユーゴスラビア風景を撮るのがどれくらい難しいことなのか全然分からんのだがフィルムを見ている上では「あぁそういう感じなんだなあ」と、BTTFと同じ年に公開で、BTTF…
>>続きを読む