日常系コメディ、と言うには笑えないし暗い。
ただ“日常”の要素のクオリティは高い気がするので、戦後すぐのユーゴスラヴィアってこんな感じなんだ、これを85年に撮って発表できるんだ、という観点では面白か…
「パパは、出張中!」
「アンダーグラウンド」「黒猫・白猫」のエミール・クストリッツァ監督の初期作であり、第38回カンヌ国際映画祭にてパルム・ドールを受賞している。
クストリッツァ監督作品は上記2作…
体制批判を愛人に密告され逮捕された浮気性のパパを、出張だとママは幼い息子らに偽ってその帰りを待つ。パパが恋しくて夢遊病になる次男。その後パパの元で一家揃って暮らし始める。次男が初恋の少女の病死を経験…
>>続きを読む第38回カンヌ国際映画祭パルムドール受賞作。いまいちこの作品の面白さ&言いたいことが分からなかった。ユーゴスラビアって東側諸国の一部かと思ってたけど違ったみたい。1950年頃からはソ連と縁を切って独…
>>続きを読む「パパは、出張中!」
本作はエミール・クストリッツァが最初にパルムを取り、その10年後にアンダーグラウンドで二度目のパルムを受賞する事になる彼が、1985年に制作したユーゴスラビア映画でカンヌ国際…
パルム・ドール×クストリッツァ。
逮捕されて拘留された父親に対して子供が「パパはどこに行ったの?」と聞くと「パパは、出張中!」と答えちゃう母親。
動物も出てこないので一切騒がしさからは逸脱した地…
1985年制作のユーゴスラビア映画。
監督はエミール・クストリッツァ。カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞。
第二次世界大戦後のサラエヴォ。6歳のマリクは父と母、祖父と共にそれなりに幸せな生活を送…
ソ連との関係の経緯と、チトー主義を理解してから観るべき映画。
『アンダーグラウンド』は大戦後の歴史を大雑把に理解していれば良かったのですが、今作はソ連との関係を理解していないと、何故父が"出張"へ行…