少年マリクの父メーシャは国家の体制批判をしたため逮捕される
父が帰ってこない理由を母親は「パパは出張中よ」と言ってごまかす
1950年頃のユーゴスラビアはスターリン主義の影響下にある社会主義国家で…
初期作なだけあってまだ「アンダーグラウンド」ほどぶっ飛んだコメディ描写はないものの、ユーモラスな一家と子どもの目線から語られる作風で、激動の世相を反映させたクストリッツァらしさはすでに感じられる。出…
>>続きを読む軽いか重いか言葉は巡る、チトー政権の恐ろしさ。
楽しい映画と思いきやクストリッツァの中では最も暗く社会派な作品で若干疲れた。
ドリーベルでの自転車が次作ではサッカーボールか。
一大イベント割礼、スカ…
ほのぼのとした描写の中に、
社会主義の言論統制批判を交えた社会派作品です。
浮気相手にうっかり体制に対する軽口をたたいたため、それが秘密警察に漏れ鉱山送りになった父親。
家族はいなくなった父親は…
クストリッツァ監督の長編2作目にしてパルムドール受賞作。
時代は1950年頃、ユーゴスラヴィアがナチスドイツの占領から解放され、チトー政権が支配を拡大し、国内が揺れ動いている時代。時代背景を多少知…
画質が悪すぎて本当に戦後すぐのサラエヴォで撮られた映画にしか見えん、クストリッツァの出世作。
愛人にちょこっと漏らした国家批判的な一言が原因で強制労働を課せられたお父さんと、彼が出張中だと思い込ま…
ユーゴの歴史的変遷を知っていないと真の理解は難しいかも。浮気相手の女に何気なく漏らした呟きを密告されて逮捕された父、父不在の間、6才の息子マリックには“パパは出張中”と言い含める母。チトー体制過渡期…
>>続きを読む【第38回カンヌ映画祭 パルムドール】
ユーゴスラビアのエミール・クリトリッツァ監督作品。規格外の歴史大作『アンダーグラウンド』とは異なり、一家族に絞ったミニマルな作品。
主人公のマリク、なんだこ…
50年代初頭の旧ユーゴスラビア、スターリンに反発し独自の社会主義を確立しようとしていたチトー体制を背景にひとりの少年から見た激動の時代と家族と少年の初恋を描く
少年の兄役が『ジプシーのとき』のベルハ…
クストリッツァの初パルムドール作。初って付くのがまず凄いけど。
主人公の父親はクストリッツァ作品ではお馴染みのあの人。
みんなが言ってるように、のちの作品に続くような画のパワーはないけど、音楽や演出…