パパは、出張中!に投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)- 2ページ目

「パパは、出張中!」に投稿された感想・評価

o219028t

o219028tの感想・評価

3.8
政治的な混乱を背にして、純粋無垢な少年が酸いも甘いも噛み分けていく通過儀礼の物語。

大木との位置関係によって、少年の成長を象徴的に語る結びが味わい深い。

クストリッツァ初期作品。
後年の作品と違ってしっとり感が強く、後年の作品しか知らない自分が期待していた「ムラ、雑さ」はあまりない丁寧な筆致で描かれた作品だった。
クストリッツァ作品にあるようなセリフ…

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phoenix

phoenixの感想・評価

3.7

このレビューはネタバレを含みます

他のクストリッツァ映画に比べてちょっとメッセージがわかりにくいかも

でも、結婚式だったり、バルカン風の音楽だったり、その後の彼の映画の大事な要素が出てきていたのを発見できて、収穫があった。
これがアンダーグラウンドという傑作につながったんだなと。

きな臭い時代でも、だからこそ、笑いと愛をね。
RIO

RIOの感想・評価

4.0

愛情が詰まってる!
「黒猫・白猫」ハイテンションへどうやって
繋がっていくのかちょっと分かる
原石みたいなあたたかで静かな映画でした
マリクは本当にお父さんが好きなんだな

スターリンの影響下のユー…

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sonozy

sonozyの感想・評価

4.0

エミール・クストリッツァ監督の長編2作目。
カンヌ国際映画祭 パルムドール受賞作。

1950年〜52年、ユーゴスラビア・サラエヴォ。
6歳の少年マリクの語りで、彼の体験が綴られていく。
マリクはメ…

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Ricola

Ricolaの感想・評価

3.7

こんなポップな雰囲気のタイトルだけど、60年代の旧ユーゴスラビアの政治・社会情勢がやはりテーマである。
だけど全体的にポップに家族ドラマが軸に描かれているため、テーマのわりに重々しく感じないのは、人…

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タイトルからして
おちゃめな映画だと思ってたのに!

どこまでリアリスティックな
お話なのかよく分からないけど
戦後のユーゴスラビアも
なかなかのディストピアだな

「なぜ許した」
「忘れたんだ。許…

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kayo

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3.5
クストリッツァ監督のユーモアが好きだな。じわじわと良さが染み渡る映画。

ソ連の共産圏の中でも独自の社会主義路線を敷いていたチトー政権下の'50年代初頭の旧ユーゴスラビアのサラエボが舞台。スターリンの共産思想主義の中で国政批判を愛人に何気なく漏らした父親が密告により強制収…

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