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パパは、出張中!の遊のレビュー・感想・評価

パパは、出張中!(1985年製作の映画)
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とうとうクストリッツァを観始めた

「哀しみ」にささやかに対抗するためのおふざけじゃなくて、 いかなる状況でもふざけたら愉しいぞ、というラディカルな人生賛美を感じたような
チャップリンの哀しいコメディには「おれっちはつらいけど頑張ってる」という押し付けがましさを感じてしまうので、哀しい中で勝手に楽しくやってるこっちの方が断然好き

語り手である子供がストーリーの中で突然失踪して、見つかるまでは語りも無くなる、みんなが見つけたら何事も無かったように語り手にも戻ってくるの面白い
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