フワッティー

パパは、出張中!のフワッティーのレビュー・感想・評価

パパは、出張中!(1985年製作の映画)
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やっと観れた。弱冠30歳のクストリッツァ、1度目のパルム・ドール受賞作。オリジナルのフィルムは紛争で消失したみたいで、かなり傷の激しいものをDVDで観た。

不安定な政治情勢の中、大人も子供もものは違えど、共通して不安は持ってる。マリクの不安は結局再発したけど、振り返って笑うところで映画は終了する。後に『アンダーグラウンド』で具体化されるのだが、監督が激動のユーゴスラビアをどう捉えているのか、よく分かる終わり方だと思う。

「ワシの割礼のときは、コートができるぐらい切られた」
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