某アニメのサブタイトルに使われていたから緊急視聴したけど良かった。
1930年に放たれた衝撃の邦画。キリスト教は神は愛だと語るが、それが否であることを明るみにするほど過酷な運命に翻弄されるすみ子の人生をフィルムに映していく。
全編を通してだいぶ重めな内容、かつ不条理に塗りつぶされた不幸なすみ子の人生は見ていて本当に辛いもので、すみ子のに扮する女優さん(高津慶子)も何処か幸薄そうな表情な娘っ子もそれらの要素強くを感じる。
現存箇所だけとはいえ面白い。だけど最初とラストの映像が消失しているのが非常に残念極まりない。とはいえ文体で話の始まりと、結末を書いて補完するのはいいが、思い浮かべても画が思い浮かぶが、やはり映像で見たかった。