とらキチ

イップ・マン 序章のとらキチのレビュー・感想・評価

イップ・マン 序章(2008年製作の映画)
3.6
先日鑑賞した大傑作「レイジング・ファイア」からの流れで、ドニー兄貴の詠春拳を堪能するために久々に鑑賞。
イップマンがカッコ良すぎて、嫁さんが美人すぎて、そして日本軍人佐藤がクズすぎた。
とにかく師匠の詠春拳の動きが美しい!バトルが始まればついウットリと見惚れてしまう。
カンフー映画に欠かせない工員達の特訓シーンも、川井憲次による劇伴と共にテンションが上がる。
歴史認識については、それは仕方ないでしょう。悪い日本軍に立ち向かうイップマンの図式がないとドラマにならないし。池内博之演じる三浦はあくまでイップマンに敬意を抱いていて、正々堂々の勝負を望む。卑怯を嫌う日本人として描かれていてかなりの配慮を感じた。まぁ池内博之はよくがんばった!
実は今作はシリーズを通じ、怒りを剥き出しにして戦うイップマン師匠が観れる貴重な作品でもあった。
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