花とみつばち

黒衣の花嫁の花とみつばちのレビュー・感想・評価

黒衣の花嫁(1968年製作の映画)
4.0
ウィリアム・アイリッシュの小説の映画化。トリュフォー監督は「 暗くなるまでこの恋を 」も映画化している。
同じくこちらもトリュフォー監督自身が失敗作だと評価しているらしい。

音楽は、バーナード・ハーマンでやはりヒッチコックを意識した仕上がり。

ジャンヌ・モロー主演。ひたすら復讐に燃え、次々に調べ上げた男性を殺していく。
珍しくボブカットのジャンヌ・モロー。いつもはレイヤーカットの軽やかな髪が印象的ですが、少し今までと違った雰囲気。
フランスだし、トリュフォーだし、綺麗で観ている私は良かったけれど、ミステリーとしては内容が説明不足かもしれない。もっと主人公ジュリーの苦しみを共感できる台詞があっても良かったかな。
だが、殺害する中でも画家である男性が部屋にジュリーを描くシーンは美しかった。それにその俳優さんの個性的な顔立ちが素敵( シャルル・デネル )。

フランス映画によくある、いきなりぶちギレた様な終わり方、いきなり fin ってなるのがいかにもだった。
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