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婚期のろのレビュー・感想・評価

婚期(1961年製作の映画)
5.0

昨年見逃した大映女優祭が出町座でかかると知り、行ってきました!

廃校を利用した映画館・立誠シネマが老朽化に伴い(だったかな?)、昨年末 木屋町から出町柳にお引越し。
初めて乗る電車に初めての場所...とても緊張したけれど、出町座のスタッフの方みなさん優しくてホッとしました。

カフェと本屋を併設するこぢんまりした映画館・出町座。
カフェ・出町座のソコでは名物”でででサンド”をいただきました。メンチカツサンドを食べたのですが、シャキシャキ&ジューシー、めちゃくちゃ美味しかったです!5種類あるので他の味も食べてみたいし、ごはんものメニューも食べに行きたい。全席カウンターなのも楽でした。

本屋さんで販売されている名画の写真(荒野の七人、突然炎のごとく、山猫...)にテンションあがったり、映画に関する本を読んで過ごしているとあっというまに上映時間!
今回は地下シアターでちょっぴりドキドキ。

50人ほど入る場内、お客さんは6人ほど。
スタッフの方に聞いていたおかげで、ベストポジションで観ることができました!ありがたい!

さて、これはコメディなのですが、京マチ子さんはなんと、いびられる役。しかもアヤちゃん(若尾文子さん)と野添さんから。
二人は兄嫁のすること全部気に入らないから意地悪しちゃる、そういうお話です。

今回の京マチさんは狂ったように笑ったり凄んだり、しません。下着のゴムは緩みまくってエプロンからはみ出している、夫の浮気を知らせる匿名の手紙に不安が募る、所帯じみています。

そんな京マチさんの旦那さんは、はいでました、英二さん。
南無妙法蓮華経...唱えたと思ったら「情事の人々」とかいう本読みだす。
いつも通りの浮気野郎です(偏見がすごい)
英二さんはホテルの社長なのですが、どうやら女中頭が浮気を斡旋。おかげで愛人が二人います。
一人は英二さんとの間に子どもがいると言い張り、もう一人は...。

修羅場になって、英二さん、あわあわ。
隣の家の人たちが何事かと出てきて怪訝そうに様子を伺う。本人たちが出てきたらパッと家に入る。このシーンのおもしろいこと。


アヤちゃんお見合いシーン。
相手は36歳の歯医者さん。
ということで、京マチさんが偵察へ。
お見合い当日、現れた相手を見て一同ビックリ!

これでもかと派手に音楽が鳴り、カメラがアップに。


(わ~ハゲてる\(^o^)/)


緊急家族会議。
「まさかハゲだなんて」
「髪の薄い方は男性ホルモンが多いんですってよ」
「今からハゲてる方がいいじゃないか。後々ハゲられてもショックだろ」
「外見より中身が重要よ」
「でもはじめからハゲてるなんて」
もうハゲ ディスりループが止まらない(笑)


ラストのウフフアハハな展開、それをポカンと眺める女友達の顔が絶妙。

「初心者でも分かる!やさしい労働基準法」を愛読するばぁやも最高でした。




※コメント欄 自主閉鎖中m(__)m
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