婚期を配信している動画配信サービス

『婚期』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

婚期
動画配信は2024年4月時点の情報です。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
本ページには動画配信サービスのプロモーションが含まれています。
目次

『婚期』に投稿された感想・評価

ろ

ろの感想・評価

5.0

昨年見逃した大映女優祭が出町座でかかると知り、行ってきました!

廃校を利用した映画館・立誠シネマが老朽化に伴い(だったかな?)、昨年末 木屋町から出町柳にお引越し。
初めて乗る電車に初めての場所...とても緊張したけれど、出町座のスタッフの方みなさん優しくてホッとしました。

カフェと本屋を併設するこぢんまりした映画館・出町座。
カフェ・出町座のソコでは名物”でででサンド”をいただきました。メンチカツサンドを食べたのですが、シャキシャキ&ジューシー、めちゃくちゃ美味しかったです!5種類あるので他の味も食べてみたいし、ごはんものメニューも食べに行きたい。全席カウンターなのも楽でした。

本屋さんで販売されている名画の写真(荒野の七人、突然炎のごとく、山猫...)にテンションあがったり、映画に関する本を読んで過ごしているとあっというまに上映時間!
今回は地下シアターでちょっぴりドキドキ。

50人ほど入る場内、お客さんは6人ほど。
スタッフの方に聞いていたおかげで、ベストポジションで観ることができました!ありがたい!

さて、これはコメディなのですが、京マチ子さんはなんと、いびられる役。しかもアヤちゃん(若尾文子さん)と野添さんから。
二人は兄嫁のすること全部気に入らないから意地悪しちゃる、そういうお話です。

今回の京マチさんは狂ったように笑ったり凄んだり、しません。下着のゴムは緩みまくってエプロンからはみ出している、夫の浮気を知らせる匿名の手紙に不安が募る、所帯じみています。

そんな京マチさんの旦那さんは、はいでました、英二さん。
南無妙法蓮華経...唱えたと思ったら「情事の人々」とかいう本読みだす。
いつも通りの浮気野郎です(偏見がすごい)
英二さんはホテルの社長なのですが、どうやら女中頭が浮気を斡旋。おかげで愛人が二人います。
一人は英二さんとの間に子どもがいると言い張り、もう一人は...。

修羅場になって、英二さん、あわあわ。
隣の家の人たちが何事かと出てきて怪訝そうに様子を伺う。本人たちが出てきたらパッと家に入る。このシーンのおもしろいこと。


アヤちゃんお見合いシーン。
相手は36歳の歯医者さん。
ということで、京マチさんが偵察へ。
お見合い当日、現れた相手を見て一同ビックリ!

これでもかと派手に音楽が鳴り、カメラがアップに。


(わ~ハゲてる\(^o^)/)


緊急家族会議。
「まさかハゲだなんて」
「髪の薄い方は男性ホルモンが多いんですってよ」
「今からハゲてる方がいいじゃないか。後々ハゲられてもショックだろ」
「外見より中身が重要よ」
「でもはじめからハゲてるなんて」
もうハゲ ディスりループが止まらない(笑)


ラストのウフフアハハな展開、それをポカンと眺める女友達の顔が絶妙。

「初心者でも分かる!やさしい労働基準法」を愛読するばぁやも最高でした。




※コメント欄 自主閉鎖中m(__)m
3104

3104の感想・評価

4.0
ほとんど女性だけで構成される、非常にかしましい映画。

兄(船越英二。頼りなくダメな感じを演じさせたらやはり絶品)嫁をなんとかして追い出そうと画策する姉妹に若尾文子と野添ひとみ。
(ちなみに2人には先に家を出た姉があり、これは高峰三枝子が悠々と演じている)

姉あやや、妹ひとみ(もしくは姉妹でなくてもそれに近い年齢や力関係)の組み合わせは他の作品でも観られるが、これがまっこといいバランス。両者のファンである自分にとってはそれだけで楽しい作品である。

あややは珍しい眼鏡姿が見どころ。
かなりの近視、というか弱視の設定らしく、眼鏡がないと麻雀牌すら見れないというありさま。いささか非現実的だがそこはまぁご愛嬌。
野添ひとみは現代的な女の子。
「黙れババアうるせーぞ!」の一言がとにかく素敵である。

そしてその姉妹のイビリを受ける側の兄嫁が京マチ子。真っ向から立ち向かうというよりは、時にこざかしい、時にえげつない攻撃を受け流すといった感じ。役柄というより役者として一枚上手な雰囲気さえ漂わせている。
加えていびられる悲哀のようなものを感じさせないので陰湿な空気がなく、そういう面でも今作を
「洗練されたコメディ」たらしめているのではなかろうか。

テンポの良い台詞の応酬が心地良く、どの役者も見ていて楽しく魅力的だが、何といっても「ザ・婆や」とでもいうべき北林谷栄さんの演技が圧巻。
当時50歳とはとても思えない、見事な老け演技ぶりである。
若尾文子出演作の中で近年、女性客を中心に大変人気になっているらしい水木洋子脚本、吉村公三郎監督作品を若尾文子映画祭を待てずに鑑賞

舞台は昭和30年代の東京。
ホテルを経営する船越英二の嫁(京マチ子)を同居する小姑の若尾文子と野添ひとみのコンビがとにかくイビリまくるコメディー作品

本作のあややは婚期を逃しかけて若干焦っているオールドミスの設定で、着物姿に左右が吊り上がった眼鏡をかけ、ノリノリで兄嫁にイケズをしていてかなり爽快
女優志望の野添ひとみはイビリ役に回ってもいつもどおり愛らしい
そして、いつもの役どころと違ってイビられてオロオロしながら実は芯が強かったりする京マチ子が何とも巧い

この3人にお手伝いさん役の北林谷栄が加わり、今では到底考えられないようななんとも明け透けすぎる女性同士の会話の応酬がとても凄まじく、見ていて何度も吹き出してしまった

パッケージの写真もなかなか洒落ていると思う

『婚期』に似ている作品

娘・妻・母

製作国:

上映時間:

123分

ジャンル:

3.9

あらすじ

東京・山の手の住宅街にある一家。住んでいるのは、還暦の母、長男・勇一郎とその嫁と息子、出戻りの長女・早苗、末娘だ。勇一郎は妻の叔父・鉄本に融資し、その利息を生活の足しにしていた。だが、ある…

>>続きを読む

女系家族

製作国:

上映時間:

111分

ジャンル:

配給:

  • KADOKAWA
3.9

あらすじ

代々女系筋の大阪船場の繊維問屋で、婿養子だった当主が急死した。遺言状に記された遺産分配が発表されるも、3人の娘たちの間で争いが勃発。さらには、身ごもった当主の愛人の存在が発覚。大番頭や長女…

>>続きを読む

青空娘

製作国:

上映時間:

89分

ジャンル:

配給:

  • KADOKAWA
4.1

あらすじ

伊豆で祖母と暮らしていた小野有子は、高校卒業後に東京の父母のもとへ帰ることになっていた。だが、祖母が臨終の際、自分が実は父の不倫相手との子だと知らされ驚く。後に上京するも、父の家で有子は女…

>>続きを読む

祇園の姉妹

上映日:

1936年10月15日

製作国:

上映時間:

69分

ジャンル:

3.9

あらすじ

世間体と義理人情に生きる姉と金!金!金!勘定高い現代娘の妹。 男の身勝手は許されても、女の身勝手は許されないのか!キネマ旬報ベストテン第1位で、 パリ万博へ送る候補に入ったが落選した作…

>>続きを読む

淑女は何を忘れたか

製作国:

上映時間:

72分

ジャンル:

配給:

  • 松竹
3.9

あらすじ

いつも女房の尻に敷かれている大学教授の小宮が、突然大阪から上京してきた姪の節子に刺激され、発奮。口げんかをしても引き下がらず、初めて女房に平手打ちをくらわす。それ以来、夫婦の仲はかえって良…

>>続きを読む