チトー一人のカリスマ性で共和国としての体を保っていたユーゴスラビアも、彼が更に生きていたとしても、果たして地域格差や民族格差の不満を、これ以上押さえつけられたか分からない。
ドイツ侵攻を受けて地下に潜り武器の密造で成り上がるマルコと終戦を知らされずそのまま地下での暮らしを続けるクロ。
二人とドイツ人将校の間を情勢次第で相手を変えるナタリア。
時折挟まれる記録映像は価値があるし、ブラスバンドの皆さんもご苦労様でした。
最後の30分で急にシリアス度が増す。
逆さ十字架の周りを回る燃える車椅子は印象的だ。
最後のあれ、どういう仕掛けなんだろう?