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チキンとプラム 〜あるバイオリン弾き、最後の夢〜のnekonomachiのレビュー・感想・評価

3.8
失われた過去に執着して現実から逃避する夫。
仕事も育児も家事も協力してもらえず憤る妻。

いくら芸術の才能が開花しようと身勝手な本質は変わらない。

ディズニーのように子供向けかと思ったら、
恋愛、結婚、芸術、死、とテーマは重く、
未来と過去と現在を行ったり来たりして後から意味がわかる仕組み。
おとぎ話みたいな映像も入り混じって摩訶不思議な世界です。

チキンとプラムというタイトルは、愛する人のために作る好物にこそ真の愛情がある、ということなのかな?
主人公には伝わらなかったですけどね。
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