ねび

俺は、君のためにこそ死ににいくのねびのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

実話に基づいた映画。個々の特攻隊員達のエピソードは実話では無いだろうけど、それぞれの人達がそれぞれの背景を人生に背負って命を落としていった事には変わり無いでしょう。
終戦近くのこの頃、ほとんどの隊員が日本が勝つなんて思っていなかっただろう。ではなぜ、負けると解っていながら特攻していったのだろうか?
「負けた後のために懸ける命」であった、と他の本で読んだ。
負けた後、アメリカから完全植民地化にされないために、日本は最後の最後まで勇敢に闘ったと知らしめる。そのために命を懸けるのだと…残された家族や愛する人が、屈辱的な支配を受けないためにも、戦後の日本の立ち位置を守るための捨て石となったということです。
当時の海軍が「国力10倍」と分析したアメリカを散々手こずらせて、最終兵器まで使わせてしまった日本の姿勢には賛否両論があると思う。けど、当時の若者達が最後の最後まで命懸けで守ってくれた事実があるから、今の私達の生活があるのは確かです。日本の未来を想い、謳歌できなかった彼らの青春に涙が止まりませんでした。
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