FumiKawaguchi

俺は、君のためにこそ死ににいくのFumiKawaguchiのレビュー・感想・評価

4.4
「月光の夏」と同じく特攻隊を扱った作品。こちらは実際に突撃するシーンもあり、生々しさがあります。ただどちらにも通ずるのが、愛する人を守るために特攻に向かうのだということ。知覧には行きましたが、遺影や遺品を見ているだけにズシンと重く感じます。特攻隊員が突撃までに過ごした三角の建物の復元物も見ましたが、あの中で死に向かう若者が何を思っていたかと考えると胸が熱くなります。検閲のために本当の思いを託せぬまま亡くなった人も多いでしょう。最期に鳥濱トメさんの優しさを感じることが出来たことがせめて知覧から散った若者の救いだったと思いたい。ところで、まだブレイク前の向井理が出てるらしいのですが、全く分かりませんでした。
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