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絶壁の彼方にのkazu1961のレビュー・感想・評価

絶壁の彼方に(1950年製作の映画)
4.2
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2021-746 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋1950年作品の本作も、手に汗握る逃亡劇で目が離せません!!クライマックスのアルプスの絶壁でのクライミングシーンは高所恐怖症の私にとってはとてもスリリング!!次々と困難が襲ってくるサスペンス映画の秀作です。

🖋アメリカの外科医マーロウが軍事独裁国家ボスニア国からその功績に対して表彰をしたいと招待されます。ところが実際は独裁者の手術であり術後に本人は死んでしまうという悲劇が。真実を隠蔽しようとする政府・大佐から逃れるために彼は逃亡を試みるが。。。いわゆる軍事独裁国家からの逃亡劇、今だと北朝鮮から脱出するようなものですね。この脱出劇がほんとスリリングで目が離せません!!

🖋言葉の通じない国での逃亡。言葉が通じる人と出逢った時の喜びがひしひしと伝わってきます。医者と行動することになったダンサーを演じるグリニス・ジョンズのキュートな声が印象的。外科医を執拗に追い詰める猾な大佐のジャック・ホーキンスの存在感が光ります。

🖋次々に困難が待ち構えているというサスペンス映画の秀作、アッと唸るエンディングもふくめて、こちらも面白い作品です!!

👍Story:(参考: Amazon)
仮想の国・ボスニアに招待された米国人医師・マーロウ。彼は独裁者の手術をするが、独裁者は術後に死亡してしまう。逃げ出そうとするマーロウを次々に困難が待ち受けていた。

🔸Database🔸
・邦題 :『絶壁の彼方に』
・原題 :『State Secret』
・製作国 : イギリス
・初公開 : 1950
・日本公開 : 1951/10/23
・上映時間 : 110分
・受賞 : ※※※
・監督 : シドニー・ギリアット
・脚本 : シドニー・ギリアット
・原作 : ロイ・ハギンズ
・撮影 : ロバート・クラスカー、ウィリアム・アルウィン
・音楽 : ウィリアム・オルウィン
・出演 : ダグラス・フェアバンクス, JR、グリニス・ジョンズ、ジャック・ホーキンス、ハーバート・ロム

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
「夜霧の都」と同じくフランク・ローンダー(製作)とシドニー・ギリアット(共同製作・脚色・監督)のチイムによる一九五〇年度作品で、政治的な寓意をこめた活劇スリラアである。撮影はロバート・クラスカー、音楽はウィリアム・オルウィン(ともに「邪魔者は殺せ」)が担当する。主演は「船乗りシンバットの冒険」のダグラス・フェアバンクス・ジュニア。彼をめぐって「恋の人魚」グリニス・ジョンズ、「落ちた偶像」のジャック・ホーキンス、「間諜M1号」のハーバート・ロムらが共演する。
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